Kunaio

Global Shake 明己の惑星

silence

 

 

 

誰もしらない
私だけが 私のことをしっている
私だけが 私のことをみている

 

 


私だけが

あなたのことをわかっているよ

 

 

 

空の色が変わっていくシーン

自然の景色を
私はぼううっと 眺めているだけ。

 

 

 
今日は一日風が強かった。
仕事帰り 進まない自転車を漕ぎながら、私は『無』だった。
落ちていく夕日のシーンの中
日と影を繰り返し浴びながら

 

 


私は『無』だった。

 

 


別に、誰と親しくならなくてもいいし
特に、何かにのめり込むつもりもない

 

 

 

別に、望みもなく
特に、希望を持ちたいわけでもない

 

 

 

ただその状態が、状況を受け入れているという常態で

 

 

 

それは、ただひたすら『無』だった。

 

 

 

何に対しても 一人でいるということ
どれだけ人に囲まれていても
ここに、一人で佇んでいるということ

 

 

 

特別な望みもなく
絶え間ない 感情もない

 

 

 

 波がない

 

 

 

 何もない

 

 

 

 心が凪いでいる_____

 

 

 

 

これは あなたと私が出逢う前の
あなたの世界と似ているのではないかと思った

 

 

 

 

silence
silence

 

 

 

 

どこに向かっているの?

 

 

 

 

 あざやかで 活発な 。

 

 

 

 

ああ でも
今は疲れてる

 

 

 

 

 眠って 。

 

 

 

 

あざやかで 活発な 。




ソウルが
笑うように 震えている

 

楽しそうに
そしてうれしそうに。

 

 

笑っている。

 

 

 

あなたと

笑っている 。