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僕は、森の中の別荘のような処に住んでいる。
花暦を愉しみながら散歩をして。
鮮やかな光の光景を 胸に吸い込み 映しながら。
目で見て 肌で感じ
自然の音や声をききながら 風を浴びながら
僕は詩を書いている。
絵を描いている。
写真を撮っている。
花を摘んでいる。
猫を撫でている。
お菓子を焼いている。
ピアノを弾いている。
心も体も 健やかに快復したパートナーと共に暮らし
いたわり合い、愛し合っている。
それぞれが、本当の自分とまっすぐ繋がっていて
自分が何を望んでいるかを いつも感じている。
それを、望むままに 自由に叶えている。
幸福と愛が、止めどなく静かにあふれている。
心に、穏やかで安らかな旋律が流れている。
やさしく あたたかな光を浴びながら
手を繋いだ二人は 白い寝床で眠っている。