Kunaio

Global Shake 明己の惑星

 

 

その人が涙する時

ボクは、どうしたのかと訊きたかった。

 

 

あなたの祈りは見えるなら

幾千の緋燈となるのだろう。

 

 

そのたおやかな背に、触れたかった。

 

 

ボクに名前があるなら、名乗りたかった。

 

 

あなたに見えるのなら、よかった。

 

 

 

 

 

たなびく雲に

夕闇が織り交じる

 

 

この 望遠のウテナ

 

 

あなたと目が合うのなら、よかった。

 

 

 

 

 

 

ボクに問いを。

 

あなたへ問いを。

 

ボクに問いを。

 

終わりなき問いを。

 

 

 

 

 

その祈緋燈が

ただいまと おやすみのようにほっとする

 

 

このマホウの空へと

 

 

昇っていくのを共に見たい 。